LinkedInを英語で設定したいけど、何を書けばいいか分からない。
この悩みを持つ人は多いです。
LinkedInは、外資系企業やグローバル企業からスカウトを受けるための重要なツールです。しかし、日本語のプロフィールのままでは、海外のリクルーターや外資系企業の目に留まりません。
英語プロフィールを適切に設定すれば、外資系企業からのスカウトが増えます。
私は大手外資コンサルティングファームで働いており、LinkedInを通じてスカウトを受けた経験があります。また、採用側としてLinkedInで候補者を検索した経験もあります。
この記事では、スカウトが増えるLinkedIn英語プロフィールの書き方を、具体例とともに解説します。
なぜLinkedIn英語プロフィールが重要か
まず、なぜ英語プロフィールが重要なのかを理解しましょう。
理由① 外資系企業のリクルーターは英語で検索する
外資系企業のリクルーターやヘッドハンターは、英語でLinkedInを検索します。
「Software Engineer」「Project Manager」「AWS」「Japan」などのキーワードで検索するため、プロフィールが日本語だと検索にヒットしません。
理由② グローバル企業の採用担当に見つけてもらえる
LinkedInは世界中で使われているプラットフォームです。
英語プロフィールを設定することで、日本法人だけでなく、アジア拠点、北米本社、ヨーロッパ拠点など、グローバルな採用担当者にも見つけてもらえます。
理由③ 英語力のアピールになる
英語でしっかりしたプロフィールを書いていること自体が、英語力のアピールになります。
「この人は英語でコミュニケーションできそうだ」と思ってもらえれば、スカウトにつながりやすくなります。
理由④ 転職活動以外でも活きる
LinkedInは、転職活動だけでなく、ビジネスのネットワーキングにも使えます。
海外のカンファレンス参加、海外企業との協業、グローバルプロジェクトへの参加など、英語プロフィールがあると機会が広がります。
LinkedIn英語プロフィールの基本設定
まず、基本的な設定を整えましょう。
プロフィール言語の追加
LinkedInでは、複数の言語でプロフィールを作成できます。
設定方法
- プロフィールページを開く
- 右上の「Add profile in another language」をクリック
- 「English」を選択
- 英語プロフィールを作成
日本語プロフィールはそのまま残し、英語プロフィールを追加することで、両方の言語で検索されるようになります。
プロフィール写真
プロフィール写真は、プロフェッショナルな印象を与えるものにしてください。
良い写真の条件
- 顔がはっきり見える
- ビジネスカジュアル以上の服装
- 背景がシンプル
- 笑顔または真剣な表情
- 高画質
避けるべき写真
- 顔が小さい、または見えない
- カジュアルすぎる服装
- 旅行写真やプライベート写真の切り抜き
- 加工しすぎた写真
バナー画像
バナー画像(背景画像)も設定しましょう。
デフォルトの青い背景より、自分らしさを表現できる画像を設定した方が印象に残ります。
おすすめのバナー画像
- シンプルなグラデーション
- 自分の専門領域に関連する画像
- 都市の風景(働いている場所)
- 技術やビジネスをイメージさせる抽象的な画像
ヘッドライン(見出し)の書き方
ヘッドラインは、名前の下に表示される最も目立つ部分です。検索結果にも表示されるため、非常に重要です。
ヘッドラインの基本
120文字以内で、自分が何者かを伝えます。
含めるべき要素
- 現在の役職・職種
- 専門領域・スキル
- 所属企業(オプション)
良いヘッドラインの例
エンジニアの場合
Senior Software Engineer | AWS & Cloud Architecture | Python, Go, Kubernetes
Backend Engineer at [Company] | Building Scalable Systems | Java, Spring Boot, Microservices
Full-Stack Developer | React, Node.js, TypeScript | Passionate about Web Performance
PMの場合
Technical Project Manager | Agile & Scrum | Delivering Enterprise IT Solutions
Product Manager | B2B SaaS | Data-Driven Product Development
コンサルタントの場合
IT Consultant | Digital Transformation | Financial Services Industry
Management Consultant at [Company] | Strategy & Operations | Tech Industry Focus
避けるべきヘッドライン
悪い例
Looking for new opportunities
→ 受け身すぎる。何ができる人か分からない。
Engineer
→ 情報が少なすぎる。
会社員
→ 日本語NG。具体性もない。
About(自己紹介)セクションの書き方
Aboutセクションは、自分のストーリーを伝える場所です。2,600文字まで書けますが、最初の300文字が特に重要です(それ以降は「See more」をクリックしないと表示されません)。
Aboutセクションの構成
推奨構成
- フック(最初の1〜2文で興味を引く)
- 専門領域と経験の概要
- 主な実績・成果
- スキル・技術
- 今後のキャリアの方向性(オプション)
Aboutセクションの例文
エンジニアの場合
I'm a Senior Software Engineer with 8+ years of experience building scalable backend systems for financial services companies.
Currently at [Company], I lead a team of 5 engineers developing cloud-native applications on AWS. My expertise spans distributed systems architecture, API design, and performance optimization.
Key achievements:
- Architected a microservices platform handling 10M+ daily transactions
- Reduced system latency by 40% through infrastructure optimization
- Led migration of legacy systems to AWS, cutting operational costs by 30%
Technical skills: Java, Python, Go, AWS (Solutions Architect certified), Kubernetes, PostgreSQL, Redis, Kafka
I'm passionate about building reliable, high-performance systems and mentoring junior engineers. Always open to connecting with fellow engineers and discussing cloud architecture challenges.
PMの場合
Technical Project Manager with 10 years of experience delivering large-scale IT projects in the financial services industry.
I specialize in bridging the gap between business requirements and technical implementation. At [Company], I manage cross-functional teams of 20+ members, delivering enterprise solutions on time and within budget.
Highlights:
- Successfully delivered 15+ projects with a combined budget of $50M+
- Implemented Agile methodologies, improving team velocity by 35%
- Built strong relationships with C-level stakeholders across multiple clients
Expertise: Agile/Scrum, Waterfall, Stakeholder Management, Risk Management, Vendor Management, JIRA, Confluence
Certified PMP and Scrum Master. Interested in digital transformation initiatives and emerging technologies.
Aboutセクションのポイント
一人称は「I」を使う LinkedInでは、三人称(He/She)ではなく、一人称(I)で書くのが一般的です。
数字を入れる 「Large projects」より「$50M+ projects」の方が具体的で印象に残ります。
キーワードを含める リクルーターが検索するキーワードを自然に含めてください。「AWS」「Kubernetes」「Agile」「Project Manager」など。
読みやすくする 長い文章の塊ではなく、短い段落、箇条書きを使って読みやすくしてください。
Experience(職歴)セクションの書き方
職歴セクションは、キャリアの実績を示す重要な部分です。
基本情報の書き方
会社名 英語の正式名称を使用。日本企業でも英語名があれば英語で記載。
役職 英語の役職名を記載。日本の役職を直訳するのではなく、グローバルで通じる役職名に変換。
| 日本の役職 | 英語での表記例 |
|---|---|
| 主任 | Senior Engineer / Team Lead |
| 係長 | Assistant Manager / Lead |
| 課長 | Manager |
| 部長 | Senior Manager / Director |
| 本部長 | Vice President / General Manager |
期間 開始月と終了月を記載。「Present」は現職の意味。
職務内容の書き方
各職歴には、担当業務と実績を記載します。
書き方のポイント
- 動詞で始める(Led, Developed, Managed, Implemented など)
- 数字で実績を示す
- 3〜5個の箇条書きにまとめる
良い例
Senior Software Engineer
[Company Name] | Tokyo, Japan
Jan 2020 - Present
- Lead a team of 5 engineers developing cloud-native payment processing systems on AWS
- Architected microservices platform handling 10M+ daily transactions with 99.99% uptime
- Reduced system latency by 40% through performance optimization and caching strategies
- Mentored 3 junior engineers, conducting code reviews and technical training sessions
- Introduced CI/CD pipelines using GitHub Actions, reducing deployment time by 60%
悪い例
Engineer
[Company Name]
2020 - Present
Responsible for development work. Worked on various projects.
→ 具体性がなく、何をした人か分からない。
動詞リスト
職歴で使える動詞の例を示します。
開発・技術系
- Developed, Built, Designed, Architected, Implemented, Optimized, Automated, Migrated, Integrated, Deployed
マネジメント系
- Led, Managed, Coordinated, Supervised, Mentored, Directed, Oversaw
改善・成果系
- Improved, Increased, Reduced, Achieved, Delivered, Launched, Streamlined, Accelerated
分析・企画系
- Analyzed, Evaluated, Identified, Defined, Planned, Proposed, Researched
Skills(スキル)セクションの設定
Skillsセクションは、リクルーターの検索にヒットするための重要な要素です。
スキルの追加方法
LinkedInでは、最大50個のスキルを追加できます。
追加すべきスキル
- プログラミング言語(Python, Java, Go, TypeScript など)
- フレームワーク(React, Spring Boot, Django など)
- クラウド(AWS, GCP, Azure など)
- ツール(Docker, Kubernetes, Terraform など)
- 方法論(Agile, Scrum, DevOps など)
- ソフトスキル(Project Management, Leadership, Communication など)
スキルの並び順
最初の3つのスキルは、プロフィールに目立つ形で表示されます。
最も見せたいスキル、最も検索されるスキルを上位に設定してください。
Endorsement(推薦)を集める
スキルには、他のユーザーからEndorsement(推薦)をもらえます。
Endorsementが多いスキルは、信頼性が高いと判断されます。同僚や元同僚にEndorsementをお願いすることも有効です。
その他の重要セクション
Education(学歴)
学歴を英語で記載します。
例
Bachelor of Engineering, Computer Science
[University Name] | Tokyo, Japan
2008 - 2012
Certifications(資格)
資格は、スキルの裏付けとして重要です。
追加すべき資格の例
- AWS Certified Solutions Architect
- Google Cloud Professional
- PMP (Project Management Professional)
- Certified Scrum Master
- TOEIC / TOEFL / IELTS(英語力の証明)
Languages(言語)
言語スキルを追加します。
設定例
- Japanese: Native or bilingual proficiency
- English: Professional working proficiency
Featured(注目のコンテンツ)
Featuredセクションには、自分の成果物を掲載できます。
掲載できるもの
- 技術ブログの記事
- GitHubのリポジトリ
- 登壇資料(SlideShare など)
- メディア掲載記事
- ポートフォリオサイト
スカウトを増やすための設定
プロフィール以外にも、スカウトを増やすための設定があります。
Open to Work の設定
「Open to Work」を設定すると、リクルーターに転職意欲があることを示せます。
設定方法
- プロフィールページで「Open to」をクリック
- 「Finding a new job」を選択
- 希望する職種、勤務地、雇用形態を設定
- 公開範囲を選択(リクルーターのみ / 全員)
「リクルーターのみ」に設定すれば、現職の同僚には見えません。
プロフィールの公開設定
プロフィールを公開に設定してください。
確認方法
- 「Settings & Privacy」を開く
- 「Visibility」を選択
- 「Profile viewing options」で公開設定を確認
アクティブに活動する
LinkedInのアルゴリズムは、アクティブなユーザーを優先的に表示します。
アクティブに見せる方法
- 週に1回以上ログインする
- 投稿やコメントをする
- 他の人の投稿にリアクションする
- つながりを増やす
よくある間違いと注意点
LinkedIn英語プロフィールでよくある間違いを示します。
間違い① 日本語をそのまま残す
英語プロフィールなのに、一部が日本語のままになっているケースがあります。
会社名、役職、スキル名など、すべて英語に統一してください。
間違い② 直訳しすぎる
日本語の職務経歴書を直訳すると、不自然な英語になります。
「〜に従事しました」→「Engaged in」ではなく、「Led」「Developed」「Managed」など、英語らしい動詞で書き直してください。
間違い③ 謙遜しすぎる
日本人は謙遜しがちですが、LinkedInでは自分の実績をしっかりアピールする必要があります。
「少しだけ経験があります」ではなく、「8+ years of experience」のように具体的に書いてください。
間違い④ キーワードが足りない
リクルーターは、キーワードで検索します。
「Software development」だけでなく、「Java, Python, AWS, Kubernetes, Microservices」など、具体的な技術名を入れてください。
間違い⑤ 更新していない
古い情報のまま放置すると、スカウトの機会を逃します。
転職、昇進、新しいスキル習得など、変化があったら更新してください。
LinkedIn英語プロフィールのチェックリスト
最後に、チェックリストを示します。
基本設定
- 英語プロフィールを追加した
- プロフェッショナルな写真を設定した
- バナー画像を設定した
- URLをカスタマイズした(linkedin.com/in/yourname)
ヘッドライン
- 120文字以内で書いた
- 職種・役職を含めた
- 専門領域・スキルを含めた
- 検索されるキーワードを含めた
About
- 最初の2文で興味を引く内容にした
- 経験年数を示した
- 主な実績を数字で示した
- スキル・技術を列挙した
- 読みやすいフォーマットにした
Experience
- 会社名・役職を英語で書いた
- 各職歴に3〜5個の箇条書きを入れた
- 動詞で始めた
- 数字で実績を示した
その他
- Skillsを追加した(最低20個)
- 学歴を英語で書いた
- 資格を追加した
- 言語スキルを設定した
- Open to Workを設定した(必要な場合)
まとめ:LinkedInは外資転職の必須ツール
LinkedIn英語プロフィールの書き方についてまとめます。
LinkedInは、外資系企業やグローバル企業からスカウトを受けるための必須ツールです。日本語プロフィールだけでは、海外のリクルーターに見つけてもらえません。
英語プロフィールを設定する際は、ヘッドライン、About、Experienceの各セクションで、自分の専門領域、実績、スキルを具体的にアピールしてください。数字を入れ、キーワードを含め、読みやすいフォーマットにすることが重要です。
プロフィールを整えたら、定期的にログインし、アクティブに活動することで、スカウトの機会が増えます。
LinkedInを活用して、外資・グローバル企業からのスカウトを獲得してください。


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